決められない?ドメイン名の決め方を実例でわかりやすく解説

WordPressを始める際に必要な独自ドメイン。
独自ドメインとはブログのURLとなる部分で、当サイトの例では「odayakaclub.com」がドメイン名です。
基本的には屋号や会社名、サイト名をそのままドメイン名にすればいいのですが、それが決められないという方も多いかと思います。
私もその一人で、屋号やサイト名が浮かばないままこのブログを立ち上げたので、「odayakaclub.com」というドメインを取得しました。
この記事では、ドメイン名の決め方について、実例をあげながらわかりやすく解説します。
「ドメイン名を決められない」という方はぜひ参考にご覧ください♪
【個人ブログ】ドメイン名の決め方のコツ
ドメイン名の決め方は、「個人ブログ」と「事業サイト」でコツが異なります。
まずは個人ブログのドメイン名を決めるコツから解説します。
【コツ①】ブログ名をドメイン名にする
ブログ名が決まっている場合は、それをそのままドメイン名にするのがオススメです。
例えば、「Cocoon」というWordPressテーマを開発している「わいひら(yhira)」さんのブログ、「寝ログ」のドメイン名は「nelog.jp」。
ブログ名もドメイン名もシンプルで覚えやすく、非の打ち所がありませんよね。
ブログ名が長い場合は、短く略すのもありです。
私が更新を楽しみにしている「オカルト・クロニクル」というブログのドメイン名は、「okakuro.org」。
「occult-chronicle」だと綴りも難しいですが、「okakuro(オカクロ)」とローマ字で略すとより覚えやすいですよね。
このようにブログ名をドメイン名にすることは、覚えてもらいやすいというメリットがあります。
ですが、こんなセンスのあるブログ名ってなかなか思いつかないですよね。
また、途中でブログ名を変えてしまうと、ドメイン名と一致せず変な感じになります。
そこでオススメなのが、自分の名前(ハンドルネーム)をドメイン名にする方法です。
【コツ②】自分の名前(ハンドルネーム)をドメイン名にする
実際にブログのドメイン名で一番多いのは、自分の名前(ハンドルネーム)をドメイン名に含めるケースです。
名前がドメイン名どころかブログ名にまでなっている代表的なブログと言えば、「マクリン(makuring.com)」でしょうか。
「海外SEO情報ブログ」を運営している鈴木謙一さんは、「suzukikenichi.com」というドメインを使っています。
私が運営に携わっている「藤ハルカのやさしいマヤ暦」も、ドメイン名は「fujiharuka.com」です。
その他、「自分の名前+blog」をドメイン名にしているケースもよくあります。
「ヒトデブログ(hitodeblog.com)」や「manablog(manablog.org)」などが有名ですね。
自分の名前をドメイン名にするのも覚えてもらいやすく、SNSとの相性もいいのでオススメです。
そして何より、「その人が発信しているブログ」ってことがわかればいいので、ブログ名を変えても違和感がありません。
マクリンやヒトデブログが証明しているように、ブログは匿名でも全然OKです。
ブログ名より先に、自分の名前(ハンドルネーム)を考えてみましょう♪
【コツ③】ジャンル名をドメイン名に含める
ドメイン名の決め方のもう一つのコツは、発信するジャンル名をドメイン名に含めることです。
ジャンル特化型のアフィリエイトサイトによくあるケースですが、発信する内容が決まっている場合にオススメです。
例えば、転職情報に特化した「転職アンテナ」というサイトは、「tenshoku-antenna.com」というドメインを使用しています。
ドメイン名にジャンル名が含まれていると、「何について書かれているサイトなのか」が明白なので、何か調べ物をしているユーザーに刺さりやすくなります。
サイトの専門性や信頼性を高めるのにとても有効ですが、他のジャンルに手が出せなくなってしまうことにご注意ください。
特に初心者の方はブログで書きたいことが移り変わりやすいので、初めてのブログは自分の名前(ハンドルネーム)からドメイン名を決める方がオススメです。
【コツ④】ドメイン名にこだわり過ぎない
それでもドメイン名を決められない場合は、自分の好きな言葉や数字などから決めるのもありです。
ドメイン名は確かに重要な要素ではありますが、ドメイン名がブログの伸びに与える影響は大したことありません。
例えば、「クロネコ屋の超ブログ術」のドメイン名は、「moonpower2020.net」です。
何か由来はあるのかもしれませんが、まったく関連性を見出だせないですよね。
でも超有名なブログですし、むしろ「月の力2020って何?」と興味を引かれてしまうほど。
こう言ったらクロネコ屋さんに失礼ですが、ドメイン名は基本的に何でもいいんです。
ドメイン名を何日も考えるぐらいなら、パッと決めてブログを書き始めましょう。
ちなみに、私の個人ブログでは「odayakaclub.com」というドメインを使用していますが、ブログ名は「穏やか倶楽部」です。
ドメインを取得するときはブログ名が浮かばなかったので、自分の好きな言葉を使いました。
長いドメイン名でとても良い例とは言えませんが、自分が気に入っているので変えるつもりはありません。
あなたもドメイン名にこだわり過ぎず、なるべく早く決めて作業に取りかかりましょう♪
【事業サイト】ドメイン名の決め方のコツ
続いては、事業サイトのドメインの決め方について解説します。
事業サイトの場合は屋号や事業内容がはっきりしているので、個人ブログよりもはるかに決めやすいですよ。
【コツ①】屋号や会社名をドメイン名にする
一番オススメかつ定番なのは、屋号や会社名をそのままドメイン名にする方法です。
例えば、私の妻が「ふわかるにこ。」という屋号で事業を行っているのですが、ドメイン名は屋号そのまま、「fuwakaruniko.com」を使用しています。
法人の場合は、「○○○○○.co.jp」というドメインを取得できます。
「sony.co.jp」、「nintendo.co.jp」というように、多くの企業が「会社名.co.jp」というドメインを使用しています。
「co」は「commercial(商業)」の略で、会社の登記がない個人事業主は取得できません。
「co.jp」を使うだけで法人であることがわかり、信頼性も高まりますので、法人の企業サイトを立ち上げる場合は「企業名.co.jp」というドメインを取得するのがオススメです。
【コツ②】業種名や地域名をドメイン名に含める
もう一つは、業種名や地域名をドメイン名に含める方法です。
特に地域周辺の顧客を集客したいローカルビジネスの場合は、「業種名+地域名」というドメインの決め方は非常に有効です。
例えば、私が以前SEO対策で携わらせていただいた「よしかい鍼灸院」様は、「shinnkyuu-odawara.com」というドメインを使用しています。
当サイトもこのパターンで、ドメイン名は「odayakaclub.com」です。
どこで何のサービスを提供しているのかが明白なので、集客したい地域が決まっている場合は、ドメイン名に地域名を含めるのもオススメですよ。
「.com」でOK?トップレベルドメインの選び方
ドメイン名は「.com」「.jp」というように、末尾が異なるものがありますよね。
このドメインの末尾のことを「トップレベルドメイン」と言いますが、基本的には「.com」でOKです。
むしろ、「.com」のドメインが既に取得されている場合は、他のドメイン名を考えた方がいいでしょう。
というのも、「.com」が一番よく使われているため、なんとなく安心感があるからです。
これについては、「note」のドメイン移行の例を紹介しておきます。
2019年11月25日、「note」のドメインが「note.mu」から「note.com」に移行されました。
その理由について、次のように話しています。
noteがメディアプラットフォームとしての覇権を握るためには、なんとしてもメジャードメインである「.com」を取得する必要があったということですね。これは理屈ではなく、「帝王学」のようなもの。これからグローバルを目指していくうえで、「.com」の取得は大きな布石だと考えました。これが「攻めの理由」です。
ドメインは、プラットフォームとしての姿勢そのものだと思います。noteには「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」という明確なミッションがある。「.mu」と「.com」だったら、後者のほうが安心感はありますからね。
引用:決死の覚悟でのぞんだnoteのドメイン移行。検索流入急落からの復活劇|note株式会社
確かに、「note.mu」と「note.com」という2つのサイトがあったら、「note.com」の方が安心感と公式感がありますよね。
サービスを立ち上げた当初は既に「.com」が使われていて、「.mu」を取得するしかなかったのでしょう。
まったく違うサイトだったとしても、「note.com」の方が先に存在していたわけですから、特に運営側はモヤモヤしていたと思います。
実際に検索結果を見ると、「.mu」や「.xyz」といったドメインの記事も上位表示しています。
そのため、トップレベルドメインは何を選んでも問題はないのですが、これは理屈じゃないんですね。
よほどこだわりがなければ、トップレベルドメインは「.com」を選びましょう。
ドメイン名を決めるときの注意点
最後に、ドメイン名を決めるときの注意点について解説します。
ドメイン名の変更ができない
ドメインを取得すると、ドメイン名を後で変更することはできません。
どうしても変更したい場合は、新たにドメインを取得して、リダイレクト(サイト転送)設定を行う必要があります。
「note」のドメイン移行でも、「note.com」を新たに取得して、サイト内のデータを移行させています。
ドメインを移行してから1ヶ月ほどは、トラフィックが約4割にまで落ちてしまったそうです。
その後は復活し、結果的に移行前の2.3倍にまで伸びたそうですが、ドメイン移行はリスクが高く、移行作業も大変ですので、ドメイン名は変更できないという前提で考えましょう。
かと言って慎重になりすぎて、何日も考え込む必要はありません。
ブログが育っていないうちはドメインを移行しても影響は小さいので、ドメイン名にこだわり過ぎず、ブログを書き進めましょう。
ブランド名や商標名に注意する
もう一つの注意点は、既にあるブランド名や商標名などをドメイン名に含めないようにすることです。
例えば、ディズニー好きがブログを作ろうとして、「disney-love.com」というようなドメインを取得すると、ディスニーから訴えられてしまう可能性があります。
詳しい事情は書かれていませんが、「ディズニー好きの何でもブログ」というブログは、「disney-duffy.com」から「d-lavieplus.jp」というドメインに変更されています。
(参考:ディズニー好きの何でもブログのドメイン変更について)
実際に訴えられたような感じはありませんが、リスクを考慮して変更されたのかもしれません。
商標登録されているかどうかは、「特許情報プラットフォーム」で調べることができます。
念のため、ドメインを取得する前に、商標登録されていないかどうかを確認しておきましょう。
ドメイン名が決まったらレンタルサーバーを申し込もう
以上、ドメインの決め方と注意点について解説しました。
ドメイン名を決める上で一番大事なポイントは、深く考えすぎないことです。
一般的なユーザーは、ドメイン名をあまり気にしていません。
何度も繰り返しますが、ドメイン名にこだわり過ぎず、なるべく早くブログを書き始めてくださいね♪
ドメイン名が決まったら、レンタルサーバーを申し込みましょう。
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